ステロイド剤の使用について私がもっとも懸念しているのは、その副作用です。長男と長女のアトピー治療の際に、担当医からステロイド剤を利用しての治療について話をきいたときには、果たしてその方法が子供たちにとっていいのかどうなのかわからず、それがとても不安でした。
幸い、子供たちがアトピー治療を始めるようになったのは、ステロイド剤についての副作用についての研究が始まったころでしたので、それ以前のようなステロイド剤による極度の副作用が出るような使用は行なわれませんでした。
ステロイド外用剤の副作用についての研究によると、まれに全身的な副作用が出ることも明らかになってきました。強力なステロイド外用剤を長期間全身に使用した場合、副腎の抑制や屈伸グ症候群というものが生じるのだそうです。
一般的には、密封療法で1日10g以上、単純塗布では1日20g以上を連用すると副腎機能の抑制が生じるとされています。中には、これらの半分の量が限界とされている強力な外用剤もあるので使用には十分な注意が必要です。
ステロイド外用剤による副作用はいくつかのタイプに分けられます。ひとつは細胞の増殖、ないし線維新生抑制作用に基づくものです。これは、皮膚萎縮、萎縮性皮膚線条、乾皮症ないし魚鱗癬様変化、創傷修復遅延、ステロイド紫斑、毛細血管拡張、色素異常、酒さ様皮膚炎といった症状を引き起こします。
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