私が幼い頃から悩まされているアトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う再発性の湿疹性皮膚疾患です。かゆみに耐えることができず、ひっかくと、それが原因で出血したり、細菌感染を引き起こしたりして、皮膚の状態が悪化します。そしてさらにかゆみが増すという悪循環に陥ります。そのために、皮膚管理におけるかゆみの沈静化が、アトピー性皮膚炎の治療において重要な課題となっているのです。
ステロイド剤がそういったアトピーの症状にもっとも効果をあらわす理由は、ステロイド剤には抗炎症作用があるからです。ステロイド剤は、白血球が血管に付くために必要な接着分子や白血球を呼び寄せたり活性化する化学物質の産生を抑制したりします。そのために炎症が治まるのです。
私の息子の場合は、最初のうちはステロイド剤の入った塗布薬を患部に少量塗ることからステロイド剤による治療が始まりました。すると、それまで気になっていたかゆみがまったくなくなり、ステロイド剤の効き目を文字通り肌で実感しました。
しかし、ここで大切なのは、効き目があるからといって、油断してはいけないということです。最近ではステロイド剤の副作用なども問題になっていますので、医師も使用方法については慎重になってきました。
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