アトピー性皮膚炎の治療のために使用されるステロイド剤には、いろいろな種類のものがあります。代表的なものは、軟膏、クリーム、ローション、テープなどです。それらの薬は症状や部位、年齢によって使い分ける必要があります。

部位によって、ステロイド剤の塗布量や塗布方法は違ってきます。なぜかというと、身体の部位によって皮膚がステロイドを吸収速度が違ってくるからです。たとえば、吸収率の高い部位にできた炎症には弱めのステロイド外用剤を使用し、逆に吸収率の低い部位の炎症には強めのステロイド剤を使用することをおすすめします。

私の息子の場合は、手や足の裏の部分の皮膚炎には、強めのステロイド剤を利用します。これは、皮膚が厚く、ステロイドの吸収速度が遅いためです。一方、まぶた、顔面、陰部のような皮膚の薄い部分には、弱めのステロイド剤を使用します。皮膚が薄いために吸収度が早いためです。

たとえば、頬の皮膚はとても薄くて敏感ですので、ステロイドが吸収しやすく、腕の吸収率の13倍もあります。そのために、ステロイド剤も低いものを使わなくてはなりません。誤って腕の湿疹に使用していたステロイド剤を顔に使用すると副作用が出現しやすくなるのです。



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